バンテスト魔法書の保持者

ダメ‥‥‥皆に‥‥‥


「手、ださ、ないで!」


「!」


魔法を必死に頭の中で構築する。


精霊よ、我が魔力と交わりて、今力をかしたまえ‥‥‥!


周りの精霊が彼女の魔力の影響で、力をつけ瞬く。


「〈アイス・フィールド〉!」


声が響き、魔法を展開する。


唱えた瞬間、辺りに魔力が放たれる。


刹那的、辺りは氷の世界と化した。


燃えていた炎でさて凍らせる、絶対零度の氷。


これだけの凍てつく氷を出現させられる、純度の高い魔力。


「!」


青年は、自分の足が氷っていることに気づく。


だが、周りの動物達は氷っていない。


魔力を、魔法を精密にコントロールした。


成功した‥‥‥


今なら、目の前の男は多少は混乱してるはず。


「〈ウィング・カッ‥‥‥〉」


「遅いっ」


「!?」


魔法を唱える前に、青年は少女を勢いよく投げつけた。


「ガハッ、」


凍った木に激突し、背中を強打する。


何とか踏ん張り、倒れこまずに立つ。


そのまま氷の上を滑るように移動する。


「ほぉ、まだやれるのか」


「っ、〈ホーリーソード〉!」


移動しながら光の剣を造り出す。