バンテスト魔法書の保持者

何度も、見えない何かに弾かれる。


けど、バリアじゃない‥‥‥‥


ピッ


「っ」


次は腕に傷が出き、私はすぐに後ろに下がる。


弾かれる剣、傷のつく身体。


‥‥‥‥なるほど。


「具現化系の、特殊効果」


「あら、おわかりになったのね。こんなに早く気づかれるなんて思ったもみなかったわよ?」


リンさんが指をならす。


その瞬間、リルさんの周囲に無数の三日月形の刃が出現した。


刃は浮いていて、軽く20個は超えている。


「〈バブル〉」


左手を突き出し、少し大きめの水の魂を相手に向かって放つ。


だがそれは、リルさんの三日月形の刃によって防がれた。


「チッ」


思わず舌打ちをする。


見えてしまった分、余計に攻めたくなくなる。


怪我したくないし‥‥‥‥


かといって、リルさんに怪我をさせるのもダメだし‥‥‥‥


「いくわよ!」


「ぁ‥‥‥」


キン!


少し油断していたせいで、反応が少し遅れた。


間一髪で防いだ槍。


だが、次に無数よ三日月の刃が迫る。


「っはあぁ!」


身体を回し、刃を剣で全て弾く。