天使のメガネ




冬休み初日。


天使アルスとの奇妙な同棲生活がスタート。


私の初日の予定は、アルスとちゃんと向き合うこと。


だから、目は逸らさない。

メガネも外さない。



「おはよう、アルス。よく眠れた?」


アルスの目覚めの微笑みに、

私はクラクラしてしまう。


「何故かさ〜みなみと恋人っぽい事しようとすると、決まって眠くなっちゃうんだよね…」


あくびをしながら、アルスは私に言った。