黒縁の天使のメガネから見渡した世界は


七色に輝いていた。



そして胃が痛い。



お腹を鋭い錐で刺すようにチクチクと痛い。



隣で寝息をたてているこの男は、


私には不釣り合いな美男子なのだった。