彼は、つきあってるとさえ思っていないんだから。





なら、この、私の5ヶ月間は何だったのだろう?






「…………琉衣???
思いっきり泣いていいんだよ。」




そのレナの言葉に後押しされたのか、涙腺が崩壊したかのように私は泣き崩れた。




















「…ありがとう。レナ…………。」




「いえいえ。」





「ねぇ、私、決めたよ。」




そう、決めたんだ。







「……………………梨央と、別れるよ。」




「…本当に、それでいいの?琉衣は。」





よくない。


よくなんてないよ。


だって今でも、あんなことがあった後でも私は彼を思ってるから。



でも。