………っ、俺に追いかける仕掛けはもう… そう思って、座り直す。 「…どうかしたのぉ~?」 気持ち悪い声と喋り方の女にただ笑って。 俺がほしいのは、求めているのは。 こんな奴じゃない。 下心が丸見えで。 ケバい化粧をしてて。 匂いの濃い香水をつけて。 こんな、、、奴じゃない。 おれは、、、、 笑顔が純粋で。 香水なんてつけてなくて。 飾りっ気のない。 俺が求めているのは、あいつだけだ。 だけどもう遅いのかもしれない。 琉衣。 俺はお前の事が好きだよ。 誰よりも。