かちゃっ、と待ち望んでいた浴室の扉が開く音がして文乃が出てきた。 俺はなるべくその姿を見ないように、浴室に入る。 多分、今文乃の風呂上がりを見てしまったら理性が持たない。 それほど、今はギリギリだ。 熱いお湯を浴びると、今日一日の疲れも飛んでいった。 身体を洗うと、ついでに文乃にがっつきすぎないように冷水で一旦頭を冷やす。 最初の夜に引かれたくないと思う男は俺だけじゃないはずだ。