そんな二人に、 「西川君、優子…。」 と、何故か感銘を受けて震えている文乃に心の中で首を傾げる。 お前はそんな勢いだけで俺とくっついて満足なのかと。 だが、真っ赤になってぷるぷると震える文乃を見たらそんなことどうでも良くなった。 早くセミスイートへ、と心が焦り出す。 「俺達も今夜はそのホテルに泊まるんだ。 でもまだ顔を出さなきゃいけないところがあるから一緒には戻れないんだけど、フロントには言ってあるから。」