時計を見ると、もう13時40分。 いつ準備で人が訪れてもおかしくない時間だ。 いくら内鍵を閉めているからって、次に使う人は鍵を持ってるはずだから今の状況はまずすぎる。 「早く出なきゃ。」 「んー。」 何ともやる気のない返事で柏木さんは机から降りると、私の腰を抱いて私を机から降ろす。