「もう嫌な顔しないのか?」 「え?」 一瞬、何を言っているのか分からなかったが、撫で続ける手にすぐ理解できた。 「だって、妹扱いしてるわけじゃないんでしょう?」 暖かくて安心できる大きな手の重みを今までは妹扱いされてるようだと、嫌ではなく悲しい気持ちになっていた。 でも、柏木さんはそうじゃないって言ってくれたから。 「お前の事が可愛くてしょうがないってことだ。」