「私が確かめてあげようか?」

「いや、いい。
ちゃんと私が確かめるよ。」

優子の提案は嬉しかった。

差し伸べられた手を取りたかったが、やっぱりここは自分で確かめないとだめだよね。

怖いけど、ちゃんと柏木さんに確かめよう。

そしてもし、柏木さんと吉沢さんが付き合い始めたんだとしたら祝福してあげよう。

……いや、それだけは当分無理かな。


それから、優子が買ってきてくれたお惣菜を二人で頑張って平らげた。