あたしは一生消えないこの“後悔”を背負いながら、それでも前を向いて歩んでいく。


晃の分まで、一歩一歩…。



赤のリボンと青のリボンをつけたクマのマスコットは、今もあたしの部屋の窓際にちょこんと座っている。

暖かい、春の木漏れ日を浴びながら。



今年もこの季節がやってきた。


さぁ、晃に逢いにいこう。





You…【完】