You…

「「ごめんっ」」


静かな屋上に、2つの声が響く。

あたしたちは、どちらからともなく謝った。


頭を下げた拍子に、お互いの頭がゴツンとぶつかった。

ぶつかった頭を抑えながら、顔を上げる。


「もー、なにやってんのよっ」

「それは、こっちが言いてぇよ」


目が合うと、自然と笑みがこぼれた。


空いてしまった晃との距離が、一気に縮まった瞬間だった。