You…

あたしは緊張のせいで、手に汗が滲んでいた。


「晃くん、お昼行こうよ!」

「おう」


いつもと変わらないような会話を交わす、優花と晃。


別れてしまったというのに、ああして自然と話せるのは、前に優花が言っていた、“笑顔でさよなら”ができたからなのだと思った。


晃はお弁当の入った袋を持って、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってくる。


「よう」

「う…うん」