なんだかんだで、順調な付き合いをしている。


…でもそれは、あたしたちだけではなかった。



「あっ!あれ、晃と優花ちゃんじゃない?」


瀬川先輩が指差す方向…。

そこには、あたしたちと同じように並んで歩く、晃と優花の姿があった。



「じゃあ、2人に聞いておいてね!」

「はいっ」


駐輪場へ向かう瀬川先輩と正門で別れた。


「おっはよー!」