「優花、こっちこっち!」


あたしも優花といっしょに、昼休みに写真を観にきた。


しかし、何百枚とある写真の中から、自分が写っている写真を探すのは一苦労。

写っていたとしても、顔が半分切れてたり、違う方向を見ていたり…。


「奈々!これなら、どうっ?」


あたしは、優花が指差した写真に目を向ける。

そこに写っていたのは、あたしと瀬川先輩が手を繋いでピースをしている写真。