You…

えー…、それも困るなぁ…。

と、思っていると…。


「はい」


教室内に、まっすぐと手が伸びた。

まさかの立候補に、一瞬教室が騒めく。


驚いて目を向けると、…それは優花だった。


「おお、井上!学級委員に立候補かっ?」

「…はいっ。あまり、自信はないですが…」

「いやいや、その自ら立候補する気持ちが大事だぞ!」


先生は上機嫌に、優花の名前を黒板に書く。