「俺に頼み?…今日発売の最新巻は貸さねぇぞ」

「…そんなことじゃないよ!」


マンガの最新巻も気になるけど、それはまた今度晃の家に行ったら読めることだしっ…。


「…あのさ。瀬川先輩があたしのこと…どう思ってるか聞いてくれない?」


あたしは、手をもじもじさせならが言った。


晃に、真剣に恋愛相談なんてしたことがなかったから。

というか、だれかをこんなに意識したのは…初めてだったから。