もし、瀬川先輩が彼氏だったら…。

きっと、毎日がもっと楽しくなるはずっ。


瀬川先輩はあたしのこと、…なんて思ってるのかな。


それが最近のあたしの悩み。


…と、ふと前を見ると晃の大きな背中。


そうだ…!
ここに、いい伝言役がいるじゃないっ♪


「ねぇねぇ、晃っ」

「なんだよ?」

晃は振り返ることなく、自転車を運転する。


「そのぉ〜…、晃に頼みがあるんだけど…」