さっきまでとは違い、急に小さくなってしまった瀬川先輩の声。


今日みたいに晃や優花も誘ったら、またきっと楽しいはず。


でも次は、瀬川先輩と2人きりで会いたい…かも。


『…あたしも、先輩と2人で遊んでみたいですっ』


あたしは、顔を赤くしながらそう言った。


でも、いいの。

電話越しだから、あたしの顔は見えないから。



瀬川先輩とデートして、2人きりで観覧車から観た花火。