好き、でした (完)

「ねえ、優くん。

瑠李は、優くんを待ってるよ。

行かないでいいの?」


泣きそうだ。

行かないでって、心が叫んでる。

でも、ダメだから。

私は、、大丈夫。


恋を取る?親友を取る?


そんなの、親友をとるに決まってる。

恋は、まだ出来るもんね。


「ほら!優くん!立って!

瑠李が待ってるよ?

失ってもいいの?!

好きなんでしょ?

ほら!!早く行かないと、逃げられるよ?!」


涙、まだ待って!!