好き、でした (完)

***

そんなこんなで、クリスマス当日になってしまった。

優くんと話したあの日は…いつかの話になってしまってて

クリスマスだからといって、特別な用事はない私。

寂しいけど、それもそれで…いい気がする。


「杏ー!じゃあね!」

「うん、瑠李バイバイ。」

瑠李は、優くんと。

良いな。

私も、もう帰ろうっと。

聖来てるだろうし。