「ねぇ......最近、恋してる?」


「ブフォ!!!え、ちょっ!なに突然!!」



「きったないってば!!何よ~ただ聞いただけじゃない。女子トークよ。あるあるじゃん!!」



「そ、そうだけど......!」


突然すぎやしませんか...!?





「まぁ、日菜ちゃん恋してるって分かったけどぉ~♡」


「んなっ!!」






ー数日後。


翔くんは先生に雑用を押しつけられ、今日は久々に舞美ちゃんとのお昼。


よし、食べよう。ってなった瞬間にこの質問。



『急にどうしたの?』って聞ければ良かったんだけど......

なぜかあたしは、噛んだ上にいちごみるくを吹き出した。






「えぇーだってさぁ~。最近日菜つれないしさぁ、どこか上の空だし。悩み事かなー?って思ったりもしたんだけどさ~。べつに暗い養生をしてるわけでもないし。


まぁそんな時にあたしが少女漫画よんでて~


『あ!恋かな!?』って女の勘ってやつでひらめいちゃったわけよ!!」




あたりだったけどッ♡ と付け足して楽しそうに話す舞美ちゃん。