「じゃ、適当に。
寝とく?
香月さん」



――ジャッ。



勢いよくカーテンを開けて、実際にベッドにまで連れていかれると……。



ドキドキしすぎるっていうか、バクバクがひどいっていうか。



なんか……。



口から心臓が出ちゃいそう。



あわあわ焦って、あたしは、ベッドにどかっと座って、男子を見上げた。



「あ、ありがとっ。
もう、大丈夫だからっ!」