「なんでかわからないけど、2人にバレちゃって。
結局、一緒の高校になっちゃったけどさ~」



唇をとがらせながら、頬杖をつく。




「それなのに、さみしいとか、ありえないよ~」



ブンブン首を横に振って、それからあたしは、ぺタッと机につっぷした。



「あーあ。
誰か、あたしを保健室に連れていってくれないかな~」



その瞬間……。



「俺でよければ、連れて行ってあげようか?」



右横から、男子の声が聞こえた。