「ない、ない、ない」



「……って。
なにがぁ?」



2人の態度に、きょとんとする。



お昼休みには……。



必ず、羽海と月星は女の子に呼びだされるから、残されたあたしは、その後なっちゃんと実里ちゃんとごはんを食べるのが、恒例なの。



だから、今日も。



羽海と月星が教室を出て行ってから、なっちゃんと実里ちゃんは、いつも通り後ろを向いてくれたんだ。



あたしがなっちゃんと仲良くなったのは、席が前後だからなんだけど……。