ないって言ったのは、あたしの気持ちじゃなくて……。
羽海があたしを好きなのがありえないって言ったんだよー」



あたしは、デコピンされたおでこをさすりながら、羽海に言った。



「だって、羽海のあたしへの接し方は……。
友達以上、家族未満って感じだったから」



「うっせー」



「ほんとのほんとの本当に、幼なじみって感じだったんだもん」



「はい、はい。
どうせ、そうですよ~。



月星に見せた反応と、どうせ、俺に見せるあーやの反応は違いますよーだ」