そう言いながら、ピアスを外す羽海。



数が多いからか、手間取っているよう。



それでも、全部外して……。



月星の手にチャランと音をさせて渡した。



「んじゃ。
後から返してやるよ。
まずは、体育着に着がえなきゃだな」



くすっと爽やかに笑って、月星は部屋を出て行った。