と、重く鈍い音がした。



この前はカギがかかってたのに、今日は、カギがかかっていない。



……ということは……。



月星の勘が、当たってた!?



そこに……羽海いる!?



最後の力をふりしぼって、階段をかけあがる。



あたしより先に、なっちゃんがドアをくぐった。



そして……あたしも、やっと外に出た。