電車から降りると、優しい風が頭を撫でてくれた気がした。 涙を拭ってわたしは進む。 新しい世界へ行くんだ。 彼もわたしも、今とは別の、新しい世界へ。 だからもう泣かないよ。 今いるところよりもっと、輝ける場所に進むんだから。 それでね、 別の世界で生きてる途中、またどこかで会えたらよろしくね? また笑えたらいいね。 そんな日のために、 前へ前へ進んでいくね。 あなたに負けないように。 わたしに負けないように。