キミの一番になりたい

 
「決心ついたみたいだね」


理乃は私の手を取って立ち上がる。



「うん。もう大丈夫」


「あんま心配かけるなよっ!」


そう言って理乃は私の背中をバシンと叩いた。



「いったーい!」


叩かれた背中を擦る。



「元気のでるおまじない‼」



理乃なりの励まし方なのだろう。

すごく嬉しかった。



「ありがと」


私たちは仲良く階段を下りていった。












教室に行くと、颯はうつ伏せになって寝ていた。

話せるかな。


教室は昼休みなので食堂へ行ったり、机をくっつけて何人かとお弁当を食べている女子がちらほら。


大方、颯は朝から四限まで寝ていて昼休みに気づかず今に至っているのだろう。