思い上がっていたのかもしれない。
これまで屋上で話ができたのだってそれはただの偶然で、私と颯の間に何かがあるわけじゃない。
「私、どうしたらいいんだろう」
「やっぱ謝るべきなんじゃん?悪いと思っているならさ」
……そっか、そうだよね。
理乃ならきっとそんな風に言ってくれると思ってた。
「ありがと。私、颯に謝る」
私は理乃に笑顔で答えた。
自分が悪いんだし、やっぱり颯に謝りたい。
答えは案外簡単なのかもしれない。
ーーキーンコーンカーンコーン
四限の終わりを告げるチャイムがなる。
私は立ち上がった。
「なんかスッキリした。教室戻ろう?」
座って私を見上げる理乃に手を差し出す。



