キミの一番になりたい

 
鏡を覗くと目が真っ赤で腫れぼったくなった自分の姿が映る。


ひどい顔。
こんな顔じゃ外に出られないよ。

後でメイクで隠しておかないと。



「さっさとお風呂入ってこよ」



温まったらこの気持ちも少しは落ち着くかもしれない。

鏡から目を逸らしてお風呂場へ向かった。












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学校はいつもと変わらない風景だった。

先生も生徒も。


私の気持ちだけがいつもと違っていた。


颯は学校来てるのかな。

……なんて私には関係ないことか。


暗い気持ちを振り切って階段を上る。



「お待たせ」


「莉子……」



理乃が心配そうな顔をして待っていた。