颯が笑ってる。
「お前ってほんっと……ククッ……面白いな」
お腹を押さえて笑いっぱなしの颯。
颯ってこんな風に笑うんだ。
初めて見せてくれた笑顔に私の胸はドキドキうるさい。
「どうした?顔赤いけど」
笑い終わったのか私の顔をじっと見つめてくる。
「な、何でもないよ!」
恥ずかしくて目を逸らした。
「それより……」
颯は立ち上がって私が飛ばした紙ヒコーキを取りに行く。
どうしたんだろ。
颯は紙ヒコーキを持って戻ってきた。
そして私の紙ヒコーキを一度広げて折り直す。
「こっちの方がよく飛ぶ」
そう言って新しい紙ヒコーキを飛ばした。



