キミの一番になりたい

 



――――――――――
――――――


……もう遅い時間。


制服から着替えた私はずっと落ち着かず、部屋の中を行ったり来たりしていた。




颯の言葉を信じ家に帰って待っている私にスマホのバイブ音が静かな部屋に響く。


慌てて覗くと颯からの電話だった。





「もしもし!」


『連絡遅くなってごめん。今外に出れるか?』


「うん」




淡々とした言葉に様子が違うのを感じつつも、私は颯から指定された場所を聞いてすぐに家を飛び出した。













颯がいる公園は走って五分で着いた。


額に薄ら光る汗を拭って早い鼓動を深呼吸して落ち着ける。



公園を見渡せばブランコの前に背を向けた颯が立っていた。





「颯……真穂さんは?」


「大丈夫。心配かけたな」


「そっか、よかった」



真穂さんの安否を聞いてホッと胸を撫で下ろす。





「だけど……」