キミの一番になりたい

 
「何時間待ったと思ってるんだよ」



颯は怠そうに腰を上げてこっちへと歩いてくる。



「ど、うして?」


「お前が来いって言ったんだろ」



やれやれとでも言いたげにため息を吐く颯を見て、私は驚きと嬉しさのあまり座り込んでしまった。



「ちょっ、おい!」



慌てて颯が私に駆け寄る。




「ごめ……ヒック、なん、か颯が来てくれて、ック……嬉しく、て」



頬を涙が伝う。



「なにも泣かなくても」


颯は私の頭にそっと手をのせた。


その手が心地よくて押さえていた気持ちが溢れだす。



「だって……ッ、私ずっと謝りたくて。颯を傷つけたこと。
ごめん、本当にごめんね」



私は颯の顔を見れずひたすら謝った。




「お願いだから、嫌いにならないで……」