「また、あんた?いい加減にしなさいよね‼」
「ごめんって謝ったじゃない‼」
あからさまに敵意むき出しな姿に、私も怯まず噛みついた。
「颯にもまだ付きまとってるんでしょ?本当うざい」
「早く消えてよねー」
くっそ~~~、腹立つ。
無意識に握り締めたこぶしに汗ができる。
でもこの子たちを相手にしててもしょうがない。
冷静になるんだ、莉子!
「私急ぐから」
彼女たちの言葉を無視し、横を通り過ぎようとしたら急に腕を捕まれた。
「ちょっ!離し……」
「あんた痛い目見ないとわからないんだね」
っ!?
掴んでいる腕が一層強まる。
誰もいない廊下、近い距離、嫌な汗が頬を伝う。
静けさの中ヒュッと空を斬るような音に反応して見上げれば、頭上には振り上げられたモップ。
彼女たちの口元はニヤリと笑っていた……ーー



