もう少し。そう思って角を曲がる時に、
ーードンッ
「わっ!?」
「キャッ!?」
曲がってきた誰かに気がつかず思いっきりぶつかった。
反動でお互い後ろに倒れる。
痛いけど、でも私が悪いし謝らなくちゃ。
「ごめ……」
「いったぁーい。何すんのよ!」
「大丈夫!?」
その子の友達も心配して駆け寄ってくる。
そりゃあんなに勢い良くぶつかればあなたも痛いよね。
「本当にごめんなさい。急い……」
げっ。
謝りながら顔を上げると、目の前にいるのはこの前更衣室前で言い争になった子たちだった。
向こうも私に気がついたらしい。
一気に眉間に皺が寄った。
その顔人前では見せないほうがいいかも。
なんて呑気に観察してしまった。



