深夜0時、キミと待ち合わせ。

「……」

「……」

「その髪」

「え?」

「それ、どうしたの?」

「あ、これ……、寮……部屋同じ子がしてくれて……」

「ふーん……」


相変わらずふたりの間には、バスケ部の声が響いている。

近づかないと、お互いの声が聞こえづらいほどに。


「あの……さぁ」

「は、はい……」

「真夜中……じゃなくて、新谷レイジと付き合ってんの?」

「……はい?」


聞き間違えかと思った。

そうだった。疑われていたんだった。