深夜0時、キミと待ち合わせ。

無言で歩く鈴木くんに付いていくと、外に出て、どんどん人気(ひとけ)がない場所に近づいている。

どこまで行くんだろう。

何か怖いな……。


校舎の外に出たから、門から出るのかと思ったけれど、鈴木くんが向かうのは昇降口のちょうど裏側。

歩くたびに、芝生がサクサクと音を鳴らす。

こっち側、初めて来た……。

体育館裏?


完全に無人のその場所で、鈴木くんは立ち止まり、こちらに振り返った。


体育館からは、バスケ部の声が聞こえてくる。


「ごめん、こんなとこまで連れてきて」

「い、いえ、大丈夫……」


赤い顔で謝る鈴木くんに、私は慌てて頭を下げた。