何で、何で、何で?
避けられた理由を考えれば考えるほどに分からなくて、怖くて、私は1日中思い悩んでいた。
気のせいだったのかもと、自分に都合のいいことを考えては彼を見たけれど、基本眠っているからそもそも目が合わない。
次、目が合うとしたら、またそらされてしまうだろうか。
真夜中くんのことを想うと、胸がぎゅうってなる……。
少しは仲良くなれたなんて、うぬぼれていたせいかな……。
放課後まで、私はずっと気を落としていて、帰ろうかと席を立った時、
「あ、あのさ、むご……、音無。ちょっといいかな?」
クラスの男子に話しかけられた。
確か、鈴木くん。
というか、今「無言姫」って言いかけましたよね……。



