深夜0時、キミと待ち合わせ。

「あれ本人?」

「いや、まさか……」


う、噂……されてる。

多分、今、すごい見られてる。

どこにいても、結局落ち着いて本が読めない。


やっぱり似合ってないのかなぁ……。

柿崎さんみたいに、ふわふわな女の子じゃないと……――


「ねぇ、音無さん?だよね?」

「え……」


顔を上げると、クラスの女子がひとり、顔を覗いていた。


「あ、はい……、音無です……」


声、裏返ったかも。


「朝ごはんの時も思ってたんだけど、自分でやったの?それ。すっごく可愛いね」

「えっ?わ、わ……、ありがとう……。同じ部屋の子が……」