深夜0時、キミと待ち合わせ。

真夜中くんは、その様子をずっと見ていたけれど、私は彼に構うことなく、適当にそばにあった席を選び、座った。

6人がけの机の、左端。

真夜中くんは笑って、机を挟んで目の前に座った。


本から目を離して、チラッと様子を伺うと、じーっとこちらを見続けている。

ちょっと気になる……。


「……なに?」

「いや、マジで本読むためにここに来たんだな、って」

「それは、もちろん……」


なぜならここは、図書館。

いかがわしいことをしに来てる人たちも、いるらしいけども。

思い出したら、また顔の温度が……!


「そっか、いいね」


真夜中くんは笑って言うと、こてんと頭を机に乗せて、

「無言ちゃんの近くって、なんかホッとする」


……そんなこと、初めて言われた。