深夜0時、キミと待ち合わせ。

そんな言葉を真に受けてかぁーっと熱くなるけど、すぐに頭をフル回転させる。

また、真夜中くんが調子のいいこと言ってるだけだ。


「そんなこと言って、私で遊んでるだけでしょ」

「えー?まー、別にそれでもいいけど」


全然よくない。

否定しないってことは、そうなんだ。

危なかった。


私は、冷静なふりをして本棚に向かい、本を選んだ。

前からちょうど読みたいと思っていた単行本が見つかり、本棚から引き抜く。