深夜0時、キミと待ち合わせ。

予想通りの顔に、気分が高潮する。


真夜中くんは階段を下りて、私のそばにやってきた。


「危ないよ、こんな遅くに。そんなに俺に会いたかった?」

「私は、本を読みに来てるだけなので……」

「あっそ、残念」


言葉とは裏腹に、顔はそう言っていない。

ずいぶんあっさりと引き下がるし、興味がないことがバレバレ。


「残念って言えば、今日のあいつら残念そうだったな。無言ちゃんに話しかけられなくて」

「あいつら?」

「気づかなかった?いたでしょ、俺たちが付き合ってんのかどうかって怪しんでたふたり」

「あ……」


そうだ、あの時の……。