深夜0時、キミと待ち合わせ。

真っ赤な顔で、涙目になりながら睨む。

だけど、真夜中くんにフッと笑われたから、効果は全く発揮されなかったらしい。


「ごめん。ちょっとふざけただけ。どっか行かないで」

「……」


こんなふうに素直に謝られてしまうと、何も言えない。

それに、どんな理由があっても、一緒にいたいと思われることが嬉しい。

人にそんなことを望まれたことがなかったから。


真夜中くんは、また当然のように私の肩に頭を乗せる。


「無言ちゃんのそばにいると、ぐっすり寝れそう」


そんなに寝心地のいい肩かな、私の……。


「気が向いたら、また貸して」


そんな言葉を残して、真夜中くんは今度こそ眠りについた。