深夜0時、キミと待ち合わせ。

ひとりごとに返事をされた気がして、嫌な予感を抱えつつ、隣を見た。

閉じていた瞳はぱっちり開いていて、肩に頭を乗せたまま上目遣いで私を見ている。


たぬき寝入り……、というか、

「ーーっ!!」

聞かれた!?


「な……、なん……っ!」

「ごめんねー、まだビミョーに起きてた」


やっぱり聞かれてた!

私、さっきなんて言った?

ドキドキしたとか……、言った?

本人が聞いているところで。


「寝てないなら、わ、私、授業に」

「待って待って、ごめんごめん」


羞恥に耐えられなくなり、とにかくその場からいなくなりたいのに、それでも真夜中くんは離してくれない。