深夜0時、キミと待ち合わせ。

騒がしかった教室の外が、シーンと静まり返る。

廊下から生徒の姿は消えて、授業が始まったらしい。

今から行っても、遅刻になってしまう。

その前に、手が離れないと移動も出来ない。


初めて……。
今までの人生で、授業をサボったことなんて一度もなかった。


隣をチラッと見ると、気持ち良さそうに寝息を立てている。

本格的に睡眠時間に入ったみたい。


「なんなの、もう……」


私は、返事がないのをいいことに、ひとりごとを呟く。


「ちょっとはドキドキしちゃったんだから……」


それを、理由が「眠かった」とかって……。

手で顔を隠すと、

「ごめんね、期待した?」