深夜0時、キミと待ち合わせ。

隣から、上目遣いで、……赤い顔。


「あのさ、好きなんだけど」


何を?

そんな言葉が出かけて、私の頬に伸びてくる手のひらに気づき、体の動きが止まった。


最近読んだ恋愛小説だと、告白の後に頬を包まれ、顔を引き寄せられて、キ――


ぎゅう。


「う」


……なんて、都合のいい妄想をしすぎた。

頬を包まれるどころか、ぎゅっとつままれて、伸ばされた。