深夜0時、キミと待ち合わせ。

なんにしても、このまま床で寄りかかられていても困るだけだから、椅子に座るかなにかして欲しい。

でも、男子を椅子まで持ち上げるとか、私にそんな腕力はない。


「も……、真夜中くん……っ、今だけでいいから起きて……!」

「んー……」


ズルズル引きずるように、半分眠りながらフラフラと歩く真夜中くんを連れて、せめて壁際に。

窓側の壁に背をあずけ、床に座って、一息をついた。


疲れた……。


夜にしゃきっとしている姿を見ている分、今のフニャフニャしている格好は別人みたい。


――キーンコーンカーンコーン……。


「あっ」


チャイムが鳴って、反射的に立ち上がるけど、ぐいっと腕が何かに引っかかったように動かない。